就活始めました(一歩前進)ということで一昨日、決意表明をしたわけですが、ここに至る経緯というか、webデザイナーを目指すことになったところから、今回働き方を変えることにするまでの話を書いておくことにしました。
新卒で入った会社(印刷会社)ではDTPオペレータとして働いていたのですが、そこには時折、外部のデザイナーさんが子連れで納品に来ていて、「出産後も家で仕事してこうして会社とつながっていられるの、いいなぁ」と強烈に思ったのを覚えています。
webデザイナーを目指すことに決め、印刷会社を退職したタイミングで夫が転勤となり、静岡県三島市に引っ越しました。三島では1年ほどwebの勉強をしながら専業主婦をしていました。
ここで気づいたのが「自分は家事があまり好きではないな。専業主婦は向かないな。」でした(笑)。
夫が転職を決意し夫婦で川崎市に戻ってきて、わたしも就職活動をし、運よく未経験可のweb制作会社に入社できました。
たくさんの経験を積み、デザインももちろんですが、コーディングの面白さにも目覚めてとにかく仕事は楽しかったです。同僚にも恵まれました。
先輩に誘われて職場を変えたりもしつつ、27歳頃には子供が欲しいと思うようになりましたがなかなかできなかったので、仕事が忙しいのも原因かと思い、当時の会社を辞めて派遣で少し時間的余裕を持つようにしました。
その後無事妊娠し、30歳になってすぐに1人目を出産。
ここで、新卒入社の印刷会社に来ていた子持ちのデザイナーさんのような在宅仕事を、優雅なもののように勝手に感じていてそれを目指そうと試みました。
しかし、、、育児は大変でした。

そもそも待機児童がかなり多い地域に住んでいたので保育園は考えられず、子供が寝ている間などに少しずつ仕事をして幼稚園に入れたら本格的に仕事をしよう、なんて考えていたのですが甘かったです。
乳児期はまとまった時間寝てくれないので、子供が寝ている間は自分も寝たり他にもすることがたくさんあるし、子供が起きている時間は他のことは何もできません。
(世の中にはしっかりやってのけるママさんもたくさんいるのですが…。わたし自身、キャパの広い方ではないと自覚しています(苦笑)。)
近所に母が住んでいるのでサポートしてもらったり、恵まれた環境だったとは思うのですが、それでも最低限の生活をするだけで時間が過ぎて行きました。。
子供が1歳半を超えた頃から、ようやくリズムがつかめて時間をうまく使えるようになってきたため、フリーランスとしての活動を始めました。
やり取りはほぼメールのみなので孤独を感じたり、同じことの繰り返しが多く技術的な面で成長できることが実感としてほとんどなかったのですが、自宅で仕事ができることはありがたかったです。
子供は2人欲しいという希望があり、やっぱり2人目もなかなか授かりませんでしたが、なんとか6歳差で二人目出産。

昨年度二人目が入園し、ようやく人生におけるわたしの育児ミッションが一段落したと感じています。
今更ですが、二人目を産むまでに6年かかってしまったことはわたしの仕事人生において大きなタイムロスだったのではと思わずにはいられません。
もちろん、この二人の子供たちと出会えたことはとてもありがたく、人生の中でかけがえのない嬉しい出来事であることは間違いないのですが、30代の10年間を、たくさんの仕事を経験して成長できたはずの自分自身のための時間を、育児と細々とした在宅業務のみで過ごしてしまったという後悔の念が、時折降りてきて苦しい気持ちになることがあります。同年代の方々が活躍するのを目の当たりにすれば、自分だけがおいていかれているような感覚に陥ります。
でもそういう時は、子供の顔を見て、この10年この子達と一緒に居られる時間が長くあってよかった、40代の10年間はもっともっと素晴らしいものにすればいい、と考えるようになりました。
元々下の子が入園したら在宅のみの働き方をやめるつもりでした(幼稚園の役員をやっていたので昨年度は現状維持)。家は家でやることがたくさんあるため、仕事に集中しづらいというのは最初の段階で感じたことでした。
今回就職活動を始めたのは、在宅のデメリットである「仕事とプライベートの区切りをつけづらい」という部分を解消したいという思いと、やっぱり外に出て人に会って世界を広げたいという思いがあります。
10年前よりも体力面も頭の回転力も衰えを感じることがありますが(汗)、早く以前のように仕事の時間はしっかり集中して取り組める環境に身を置きたいと考えています。
一昨日、決意表明のブログ投稿後に、エントリーした転職エージェントさんから電話をいただいたので、条件面のお話をして、もう少しポートフォリオの拡充をとのことだったのでそれが目下のタスクとなりました。
まだ就職活動は始まったばかりですが、良い出会いをがあると信じて頑張りたいと思います!